とりあえず、弓具の説明のみです。画像はじょじょにアップして行きます


●弓

 これがないと始まらないね。和弓は持つところから上が長く,下が短いんだよ。とにかくいろんな種類があるんだ。
 竹でできてるのとか、グラスファイバーでできてるのとか。カーボン入りってのもあるよ。釣り竿みたいだね♪
 価格は安いので3万円くらいから、高いのだと10万円超えるんだ。ボクにはちょっと買えないね。
 でも弓道は道具じゃないよ! 精神力と練習量さ!   
 弓の張力もいろいろあってね、ボクみたいな高校生だと男子で15キロ〜 女子で11〜13キロが普通かな。
 社会人とかになると、25キロを使う人とかごろごろいるんだ。すごいね。
 片手で持つ荷物の重さだと考えるといいね。
 ちなみに作者の弓は4万4千円。「直心」のカーボン入り。17キロだったみたい。
 慣れると重さをあまり感じなくなるからもっと重いのが欲しいって言ってたよ。
 あと、身長の高い人用に「のび」っていうちょっと長い弓もあるんだ。

身長 弓の種類 弓の長さ
165センチ以上 寸伸び(寸伸び) 227センチ
150〜165 並鉾(なみほこ) 221センチ
150センチ以下 寸詰り(すんつまり) 215センチ

 あくまでも目安で,作者の部では175センチ以上の人が寸伸びを使ってました。
数が足りないのもあったけどね。

●弓袋
 
皮製と布製があるんだ。まず、布でくるんでしまうんだ。外に行かないときはこれだけで十分だね。
外に持ち出すとき、特に雨にぬれないように皮製のを使うんだ。電車とかで弓持ってる人見たことあるひとはわかるかな。
 両方で2千円くらいだよ。 
 

●弓立て

 弓を立てかけておくためのものだよ。床から150センチくらいの所に幾つも凹型にくぼんだ板をカベに取り付けておくんだ。
そして床にはカベから50〜60センチ離れたところに横木をつけておくんだよ。そうすると弓が床をすべって倒れたりしないからね。

●ゴム弓 

 練習用の弓だよ。弓とは呼べない代物なんだけどね。30センチくらいの棒の、
 片方にゴムのチューブを付けて普通の弓を引くような形で引いて練習するんだ。
 



 
これもないと始まらないね。矢の長さは腕を横に水平にのばして、胸の中心から指までの距離+10〜12センチが丁度いいんだ。
 ボクみたいに普通の高校生が使うのはジュラルミン製がほとんどだね。軽くて丈夫なんだ。
 1本2千円くらいだよ。羽は水鳥の羽とか使うよ。 鷹の羽はかっこいいんだけど、ちょっと高いね。
 ボクが見た中で、特別天然記念物のイヌワシの羽ってのがあったけど、頭クラッってするほど高かった。
 試合用ならいいんだけど、練習につかうと後で射った人の矢が羽に中ってむしれちゃうから痛んじゃうんだよ。
 近的用と遠的用ってのもあってね。遠的用はちょっと細いんだ。羽もちょっと短いし。
 近的と遠的の違いは「道場の紹介」の項で説明するね。
 近的と遠的、両方とも甲矢(はや)と乙矢(おとや)ってのがあってね、羽の植え付け方が違うんだ。図を見てもらったらわかりやすいかな。
 甲矢と乙矢を1本づつもって、一手(ひとて)っていうよ。甲矢を射つ時、乙矢は小指だけで握るんだけど、これが結構力がいるんだ。

●矢羽根

 
矢は3枚ついてるんだ。鷲、鷹、白鳥、七面鳥。とか使うんだって。


●矢筒

 
矢を持ち運びするための入れ物だよ。十本くらいは入れれないと使い勝手が悪いかな。
 ココの作者のは手作りなんだ。

●矢立て
 
 
射った矢を安土から抜き、鏃を雑巾でふいて土をぬぐった後に持ち主に返すんじゃなくって矢立てにいれておくんだ。
 これならいっぱい入るし、自分の矢が見つけやすいからね

●鏃

 矢尻とも書くんだ。もう読み方解かったよね。そう。「やじり」って読むんだ。難しい漢字だよね。形は図をみてね。
 ここの作者は特製の鉛いりの鏃をつかっていたんだって。矢の勢いがすごすぎて、矢がホップしちゃうからなんだってさ。
 普通男の人は平行に射つのに鉛いれても10度くらい下に向けて射ってたんだ。
 1個100円。 鉛入りは200円くらいだよ。 メッタに壊れないから買い換える必要はないね。鉄と真鍮のがあるよ。
 1、5グラムくらいなの。

●弦
 
 弦が無いと弓とは言わないね。
 弦は最初くるくるって巻いてあるの。それを延ばして、両端でわっかを作って弓にかけるんだよ。原料は麻なんだ。
 くすねを付けて作ってあるんだよ。
 種類は・・20くらいあるのかな。堅さとか伸び方とか全然ちがうからいろんなの使って試さなきゃね。
 値段は一本300円〜数千円かな。 
 作者が使ってたのは「大和(やまと)」っていう1本600円くらいので、全体に松ヤニが塗られてるヤツみたいだね 。 
 一ヶ月で2本くらい切っちゃうかな。
 切っちゃった弦は再利用するんだよ。 水であらってほぐして、矢を弦にはめる所に「しかけ」っていうのをつくる時に使うんだ。 
 あと、わらじを作ったりね。 わらじは松ヤニをつけて、それで弦に松ヤニをつけるんだよ。
 解かりにくいだろうから詳しくは図を見てね。


●弦巻き

 
そのまんまだよ♪ 弦は張ったまんまだと伸びちゃうからしまうときは弦をはずして、これに巻いておくんだ。
 いつも使うのは弓に巻いておくんだけど、試合中とかに切れちゃったときの替え弦(かえつる)をこれに巻いておくんだ。
 そして、試合の順番じゃない人とか、補欠の人に持たせて射場の後ろに控えてもらうの。この人を「弦持ち」って言うんだ。

●麻ぐすね

 まぐすね。平たく言うとわらじ(笑)。中央付近にくすねを塗布して、半分におりたたんでそこに弦をはさむんだ。
 それを上下させて摩擦熱で溶かして弦にくすねをぬるんだよ。切れた弦を利用して編むんだよ。


●的

 近的と遠的があるよ。一般的に知られてるのは近的。正式には霞的(かすみまと)って言うんだ。
 あとは3色的ってのと星的っていうのもある。 大きさか色については絵をみてね。
 どこに矢が中ってもいいんだよ。点数は同じ。昇段試験で、参段くらいになると、なるべく真中に中んないとだめだけどね。 
 あ、真中の白いところは「星」って言うんだ。
 3色的っていうのはね、社会人の大会なんかで使う的で、これはどこに中ったかで点数が決まるんだ。
  高校生の大会ではメッタに使わないからボクには関係ないね。

表・近的の種類

霞的 直径36センチ。白色円直径3、6センチあとの幅は黒から順に3、6センチ3センチ、1、5センチ、3センチ、3センチ。
一般的な練習、試合競技用。
的の中心は地地上から27センチ。後ろへ5度傾ける。
星的 直径36センチ。中の黒星は12センチ。大学の試合用。
三色的 実業団の大会用。直径は緑から12センチ、24センチ、36センチ


表・遠的の種類

的中制的 100センチの霞的。的の中心が地上から97センチ。後ろへ15度傾ける。
得点制的 122センチ。色の幅は12、2センチ。得点は中から9、7、5、3、1.中心は地上から130センチ。

 


●巻藁

 まきわら。的の前に立つんじゃなくって、土台に載せた藁の束に向かって射つこともあるんだ。
 ちょっとでかい太鼓くらいに束ねて、ものすごく堅くしばってあるんだよ。これは自分の射形を見直すために使うんだ。
 これに向かって射つ時、自分のすぐ横に等身大くらいの鏡を置いておくんだ。すると射法八節が自分で見直せるでしょ。
 これ、重いんだよね。新入部員が射場で射てるようになるまでにこれで練習するんだけど、外に持ち出すことがあるんだよ。
 土台入れると50キロくらいあるのかも知れないんだ。 力仕事は男の仕事だね♪
 3万円くらい。

●巻藁矢

 巻藁を射つ時専用の矢だよ。普段射つ矢と同じ長さ、同じ材質、同じ形状なんだ。
 何が違うかっていうと、最初から羽が付いてないんだ。なぜかっていうと、巻藁は立つ位置から離れていないから羽がいらないんだよ。
 弓を引き絞った時の矢先から50センチくらいしか離れていないんだ。
 キチンとした射形で射つと、水平に真っ直ぐ刺さるんだよ。近距離で射つから矢を傷めないために鏃は流線型をしてるんだ。

●袴

 はかま。袴を着て弓道するとすんごくかっこいいよね! ボクが部活してるとよく下級生が写真撮りにくるんだ。
 へへ、てれちゃうな。 県営とか市営の道場で練習か試合してるときは一般人が写真撮りに来たりするよ。
 普段はジャージでやってる所とかもあるよ。
 男と女じゃ袴はちがう構造になってるんだ。冬でも半そでってのがちょっとつらいかな。
 
足袋、帯、上着、袴の四点セットだよ。

●胸当て

  女の子用だね。矢を射った時、弦が胸にあたるのを防ぐんだ。
 京一のヤツはボクに必要ないってよく言うんだ。失礼しちゃうよな!
 たまに男の子でやってる人がいるけど。つい笑っちゃうんだよね。
  女の子の場合はこれをいないとブラがすけちゃうってのもあるけどね。

●弓篭手
 ゆみごて。 今はゆがけって言うことが多いんだ。 ボクの必殺技で「三がけ弓返り」ってあるでしょ?
 あの「がけ」 はゆがけの事なんだ。メジャーなのは三がけ(みつがけ)と四がけ(よつがけ)があるんだよ。
 何が違うのかっていうと。三がけは親指、人差し指、中指の3本しか指を入れる所がなくって、四がけは薬指もはいるんだ。 
 ボクが使ってるのはどうやら三がけだね。 乙矢を薬指と小指で持てるからちょっと便利かな。
 高校生が使うのは鹿皮でできてるのが普通かな。1万5千円くらいするよ。
 ここだけの話、剣道着といっしょでこれがまた臭い。 水に触れると黒く変色しちゃうし、つるつるになっちゃうから洗えないんだよね。

●下がけ

 ゆがけの中に着けるから下がけ。普通の木綿の生地でできてるよ。これは安いんだ。100円。
よごれたら洗えるからいいね。

●ぎり粉(ぎりこ) 

  ゆがけの親指のところにふって、人差し指と中指でぎゅっぎゅっってこするんだ。コショウ入れに入れて使ってたよ(笑)
 すべり止めの役目をするんだよ。弓を引いてる最中に指が離れちゃったら危ないからね。
 きな粉そっくりだよ。色も感触も。松脂や杉脂を煮て乾燥させた物なんだってさ。

●筆粉(ふでこ)

 これもすべり止め。原材料はソバ殻を砕いたものだったと・・・思う。いまいち自信なし。
こっちは握り皮につけて、こするんだ。 すべり止めって言っても、弓かけと握り皮は湿気すって使いにくくなってるのを 
ぎり粉とふで粉をつけてさらさらにするんだ。ピッチャーを考えるといいかな。ロージンバッグつけるでしょ。
粉つけたらすべりやすくなるって思うかもしれないけど、あれで結構滑り止めになるんだよ。

●筈

  はず。矢の一番後ろの部分についている部品だよ。矢を弓の仕掛けにはめ込むためのものなんだ。プラスチック製。
1個50円くらいだよ。 付け方は図を見てね。 


●藤

 握るところの上下に巻いてある薄黄色の弦のことだよ。何のために巻いてあるのかな。ボクには理解できないや。
かっこいいから気にしててないけどね。

 

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