射法八節・其之弐
「胴造り」

 体を心持ち前傾して、足の親指で体重を感じるようにするんだよ。背筋、首筋を伸ばし、肩の力を抜いて呼吸を落ち着かせて、
 身体の気を下丹田、つまりヘソの下辺りにおいて充実させるんだ。
 コツとしてはお尻をね、キュっとしめる感じかな。
 
キチンとした胴造りをすると、後ろから押されても前に動いてつんのめったりしないほどになるんだよ。

・正しくない胴造り

屈む胴

 
かがむどう。重心を前にかけすぎ、お尻とつま先に力がかかりすぎてお辞儀したみたいになった胴造りのことだよ。

反る胴

 そるどう。胸を反りすぎて、お腹が突き出ちゃった胴造りのことだよ。この状態で射つとフラフラしてあぶないよ

懸る胴

 かかるどう。弓を引いた状態で、体の腰から上が的方向に動いちゃってることだよ。左足に力がかかってるんだ

退く胴

 
のくどう。右腕に力を入れすぎるか,左腕の力が負けて的と逆方向に腰から上が退いてしまってる胴造りのことだよ。懸る胴のはんたいだね。

正しい胴造り(中胴)、屈む胴、反る胴、懸る胴、反る胴。この5つを合わせて 「五胴」って言うんだ。

 

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