射法八節・其之伍
「大三」

 「大三は射法八節」には数えないよ。
 
左腕を的方向に水平に押し出して、肘上に的がくるようにする。そのとき右腕は肘からまげて、
 矢が体と平行に、そして地面と水平を維持して矢尺の約3分の1を「引くんだ。
 「打ち起し」の状態から右ひじは動かさないで曲げるから「引く」というより「押す」と言った方がいいかな。

 左腕は普通の人は力が弱いので弓に負けやすいね。「押大目引三分一(おしだいもくさんぶいち)」という教えの略から
 「大三」をとったんだよ。意味は「右手は左手の3分の1の力で、そして左手は大目に押し切るって意味だよ。

 「鳥打ち」・つまり大三の状態で矢尻が空に向きやすいから常に矢を地面と水平になるように注意してね。
 後は肩に力が入りやすいからここで一息ついて、肩が上がらないように力を抜くのも大事だよ。
 「大三」の状態になったら右腕を肘から手先までを体の方にしぼりひねる事も忘れないようにね。
 姿勢を2、3秒保ったらいよいよ「引き分け」に行くんだよ。

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