5月20日 | 昨日の続きだが・・・。 「姿には似ざりし花の心哉」 という有名な川柳がある。 花の様にあでやかな美女、だがその内面の心は外見とは似て似つかぬものだ。 そういえば京都の賀茂神社では祭ってある女性神を葵草に見立てて祀るという祭行事がある。葵草というのは女性のシンボルの様だ。 名前に草花の名前が入っていると、おしとやかで可憐がイメージがあるが、 その実は・・・という事は昔から多々あるようだ。 |
5月19日 | 日本の格言に「外面如菩薩、内心如夜叉」という言葉がある。 「げめんにょぼさつ、ないしんにょやしゃ」というのだが、 その意味は文字通り。 「内弁慶、外地蔵」に似ている。 外面は菩薩の如く振舞っているが、その実、内面はまるで夜叉のように恐ろしい女性の事をいうのだ。男には使わない。 ふっ。まるで「まぢんくん」に出てくる誰かの為にあるような言葉だね。 日本語というのは世界でも最もすばらしい言葉の一つだと思うよ。 |
2002年5日18日 | やあ、約2年ぶりになってしまったね。 恨むなら管理人にいいたまえ。 もし、彼を淘汰したいのならいつでも拳武館に依頼をしたまえ。 さて、今日の話は外法帖に関してだ。 嵐王という人物がいるが、何故、あんな仮面をつけているのか? あの仮面の起源はイタリアにある。 昔、黒死病(ペスト)というのがヨーロッパ全域で何度も流行していた。 この病気は空気感染する為、医者も感染する危険があるので怖がって治療ができない。 そこで勇気ある医者が、患者に近づくために考えたのがあの鳥面だ。 クチバシの部分に薬草を置き、呼吸はその薬草を通して行うため、感染しないと考えた訳だ。 もっとも、現代の常識からすると無駄な努力に思える。だがしかし、それでも患者を治そうとする医者の仁というものは賞賛に値する。すばらしい事だ。 さて、なぜ嵐王があのような仮面をつけているのか? もちろん、正体を隠すという意味もあるだろうが、同時代のヨーロッパの医者を真似ているという事も考えられる。 その頃の医者というのはアルケミストである事が多い。つまり錬金術師が、その豊富な知識をもって医療行為も同時に行っていたのだ。 錬金術士というのは科学、化学の両方に精通しているので発明なども多々行っていた。 嵐王もその事を知っていたのだろう。そこで九角家に武器などを提供していた嵐王一族も 鳥面をつけるようになったのだろう。 |
5月6日 | 僕の先祖である 壬生 霜葉。 その名の由来は 漢詩の「五言絶句」にある 遠上寒山石径斜 白雲生処有人家 停車坐愛楓林晩 霜葉紅於二月花 から来たものだ。 霜葉というのは、霜により紅葉した葉を意味し、「霜葉は二月の花よりも紅なり」 と言っているのだ。 |
2000年5月5日 | 如月 翡翠。 翡翠とは宝石の名であり、また、鳥の「カワセミ」を差す。翡 はオス。 翠はメスの事をさすんだ。 |
11月24日 | 紅葉狩りだって? 僕に喧嘩を売るとはいい度胸だね。 そろそろクリスマスに向けて婦女子達は手編みのプレゼントの用意に忙しいだろう。 編物はいい。僕も好きだ。 けれど、おまじない本などを見て髪の毛等を縫いこんではいけないよ。 おまじないは「呪い」と書く。素人が迂闊に手を出せば穴二つ、手ひどい目に遭遇するだろう。 最後に・・・ウチの学校の手芸部では毎年この時期に講座を開いているので興味があったら覗きにおいで。 手取り足取り僕の手芸の技、見せてあげるよ。 |
11月23日 | やあ、君と話すのも久しい気がする。館長について出張へ行っていたものだからね。 明日は舞園さんの生誕日だ。 おめでとう。 アイドルというものは想像以上に大変らしい。付きまといや盗聴、盗撮が日常茶飯事だ。 崇拝の対象を詳しく知りたいという気持は当然とは思うが、そのような行為は万死に値する。 僕も仕事をするとき、ストーカーに間違われることが稀にある。常人には気取られぬよう気配を消してはいるのだけれど、たまにカンのいい人間がいて見つけられてしまう。特にオカマと言われる人種にはよく見つかる。陰陽の中間にいるものだからだろうか、常人に見えぬものが見えるらしい。 標的を張るのは銀座などが多いが、そこにはオカマも多くて困っている。 見つかった場合は変質者に間違われるか迫られるかのどちらかだ。 おかげで当て身の練習には事欠かないが、いつもの4倍疲労がたまる。 |
11月16日 | 安倍晴明は奥さんに弱い。自分の大事な式である12神将を奥さんに気味悪がられて一条戻り橋の下に配置した。その血を受け継いでいるとすれば・・・御門も傲岸不遜な態度をとってはいるが、実は恐妻家であって、12神将をどこかに野宿させていると思われる。フッ そして必要な時だけ召喚して使うのだ・・・天后も不遇なモノだね。 |
11月15日 | 「今昔物語集」で登場するほうの式神は、密教における護法童子のような元々いた心霊的存在を術で使役する。対して「宇治拾遺物語」のほうは本来無生物であるところの紙などを陰陽師の呪力によって、生物のように操ると言ったものだ。 僕がメイン、そして大活躍している『妖都鎮魂歌』(まさか・・・持ってないなんていわないだろうね)の第参話「穢レル水ガ窮鬼ヲ呼ブコト」 にこのコトを一度言っているね。 |
11月14日 | 御門が扱う12神将、全部挙げると、 青龍(せいりゅう)、勾陳(こうちん)、六合(りくごう)、朱雀(すざく)、騰蛇(とうだ)、貴人(きじん)、天后(てんこう)、大陰(だいおん)、玄武(げんぶ)、大裳(たいもう)、白虎(びゃっこ)、天空(てんくう)となる。 式神というのは「今昔物語集」と「宇治拾遺物語」を題材としてみると、大別して2つのタイプが見られるね。 詳しいことはまた後日・・・ |
11月13日 | 僕の好きな言葉、「明鏡止水」。流れる水は鏡にならないが、静止した水は一切の姿を映し出すことができる。 この鏡と同様、いっさいの事物に取捨選択を加えず、すべてを虚心に受け入れる、そうした不動の境地を形容したものだ。 原文は「荘子」徳充符編----人、流水に鑑みるなくして、止水に鑑みる。 という句だ。 少し難しかったかい? 無知は恥、と言う諺があるが、僕はそうは思わない。 解からぬことに興味を覚えることこそが大事ということさ。 |
11月12日 | 東京魔人学園シリーズでみんな気になっている「銃刀法違反」。 正しくは「銃砲刀剣類所持等取締法」という。 刀剣類に関しては新品や骨董の部類に至るまで各都道府県の教育委員会に登録されているはずなので 前科がなければ大抵の人が自由に持てる。 ただ、購入した際は所有者変更届を出さなければいけないので購入を秘密にはできない。 旧校舎等で刀剣類のアイテムを獲得した場合、不法所持になるので登録するとする。 警察の生活安全課に必ず本人がいかなければいけない。 如月や霧島の様に一見品行方性ならばいいだろう。京一クンは行きたくないだろうし、警官に「不法所持だぞ!」とか「没収するぞ!」 署員に脅かされるだろう。容疑も無いのに逮捕も没収も出来ないがね。 罪としては不法所持くらいなら6ヶ月以下の懲役もしくは20万円以下の罰金等軽いものだ。 軽犯罪扱いになるからね。 武器として使用した場合は間違いなく重犯罪だ。 アランに関しては話にならないね。 やはり・・・僕の様に足がつかないよう、素手で戦うのが一番だね。 あの悪を砕くときの感触・・・何度味わってもいいものだ。 |
11月11日 | 去年は1並びでずいぶんと騒がれたらしいね。本当に日本人とはくだらないことばかりに関心をむける。 最近は雨らしい雨が降らないね。昔から「女心と秋の空は変り易い」と言うが、これは京都だけの話だ。 実は秋は行楽日和と言って遠足や運動会など、屋外の行事が多いだろう? 天気が変り易いのに変だとは思わなかったかい。 だが、秋の京都は「天狐の嫁入り通り雨」が多い。それで出来た言葉だ。 僕の祖先も京都にいたらしいが、秋の屋外警備は大変だったろう。 おっと、詳しい職業は言えないね。 高名な陰陽師「安倍晴明」の母親は葛葉姫という狐と言う言い伝えがあるね。と、言うことは御門は畜生の血が混じってるということだ。フフッ |
11月10日 | 今日は初めて君が来てくれた日だ。まあ、覚えといてあげるよ。 今日の花は「芙蓉」、花言葉は「繊細な美」だよ。知り合いにこの名を持つ 存在がいるが、ぴったりの容姿だと思うよ。 他にはトイレの日だったり、エレベーターの日だったり・・・まあ、こんなことは どうでもいいことだ。 |
これで終わりさ・・・
また会うこともあるかも知れないね。
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