座談会・其ノ四
剣風帖3−3 | 白き虎はまだ乳歯 |
白虎不能使牙 | |
【五帝】 | 記念すべき10作目。 |
【菩陰】 | 初々しいわねェ。昔を思い出すわ。 |
【美里】 | 昔・・・って、無いでしょう。 |
なんにも。 | |
【菩陰】 | ウフフフッ。さあ、どうかしら? |
【京一】 | 俺は、別に怖がりでもないけど、あの時の醍醐の |
気持ちはわからんでもない。 | |
【醍醐】 | ・・・・・・。 |
【小蒔】 | なんでミサちゃんがそんなに怖いわけ? |
確かにちょっと変わってるけど・・・。 | |
【京一】 | オマエはにぶすぎんだよ。 |
【醍醐】 | オ、俺は唯、怖いというか、苦手なだけで・・・。 |
【京一】 | 何度、【気】を吸われたか・・・。 |
【菩陰】 | まッ、えっちィ。そんなことしてたの? |
【京一】 | 違げぇよッ。方陣技だって。 |
【杏子】 | ミサちゃんって、犬神センセにも一目おかれてるの |
よねェ。何者なのかしら。 | |
【京一】 | 裏密の宿星は智星・・・だな。 |
【醍醐】 | なんだ京一、おまえの仲間じゃないか。八犬士の。 |
【京一】 | ・・・・・・。 |
【小蒔】 | ボクとも仲間だよーッ! |
【五帝】 | 小蒔の宿星、「悌」の犬士は小文吾という巨漢のお相撲さんなんだが。 |
【小蒔】 | えッ?う、うそッォ!? |
【杏子】 | ホントよ。知らなかったの? |
【美里】 | 今度、滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」を読んでみたら?面白いわよ。 |
【小蒔】 | えへへ、でも、ボク、厚い本は眠くなっちゃうから・・・遠慮しとくね。 |
【京一】 | どーりで男らしいと思ってたぜ。やっぱりそうだったんだな。 |
まあ良かったじゃないか、今回は美少年で(笑) | |
【小蒔】 | 京一・・・いっぺん死んでみるかい? |
【五帝】 | さて、ここでメインの二人にインタビューしてみようか。 |
【菩陰】 | おふたりさんッ 初めての抱擁のご感想は!? |
【醍醐】 | ・・・ノーコメントだ。 |
【京一】 | あのなぁ、醍醐、しらける様な事言うんじゃねェ。 |
【醍醐】 | うるさいッ。ノーコメントと言ったらノーコメントだッ。 |
【杏子】 | 桜井チャンは? |
【小蒔】 | えへへッ、大きくって・・・あたたかくって・・・、 |
【杏子】 | うんうん。 |
【小蒔】 | 優しく包んでくれて・・・、 |
【菩陰】 | おおォッ! |
【小蒔】 | お父さんかお兄ちゃんって感じがしたよ。 |
【杏子】 | あらら。 |
【醍醐】 | ・・・・・・。 |
【杏子】 | 桜井チャンらしいわね。 |
【小蒔】 | ボクねぇ、兄弟多いけど、みんな年下でしょ? |
お兄ちゃん欲しかったんだ〜、 | |
【京一】 | ま、気を落とすなよ。醍醐。(ポンッ) |
【醍醐】 | うるさいッ。俺に触るな。 |
【杏子】 | いいじゃない、実際はみんなが思ってるより、 |
もっと進んでるんだから。 | |
【京一】 | なんの事だ、アン子? |
【杏子】 | だから、醍醐クンと桜井チャンがキ・・・、 |
【小蒔】 | わーッ!わーッ!!わーッ!!! |
【美里】 | どうしたの?小蒔。いきなり大声出して。 |
【小蒔】 | えッ!?いやあ、あはは、ちょっと・・・あの、 |
ほら、虫がね。あははははッ。 | |
【美里】 | うふふふっ、変な小蒔ッ。 |
【菩陰】 | そろそろ進展してもいい頃だと思うんだけどねェ。 |
【五帝】 | こらこら、あの時の事は、4人だけのオフレコと言ったろう。 |
そっとしておきなさい。 | |
【菩陰】 | ウフフフッ、残念ね。醍醐クン。 |
【醍醐】 | 何の事だかさっぱりわからん。 |
【小蒔】 | いやあ、なんだか暑いなあッ。あはははッ。 |
【京一】 | とうとう壊れたか・・・小蒔。 |
【小蒔】 | あはははッ・・・って、あれ?4人って誰? |
五帝クンと、菩陰さんと・・・龍山のおじいちゃん? | |
【五帝】 | 俺と、菩陰、龍山、アン子の4人だ。 |
【小蒔】 | 何でアン子が知ってるのォーーッ!! |
【杏子】 | 現場にいたからに決まっているじゃない。 |
【五帝】 | アン子はどこにでも現れる「話は全部聞かせてもらったわよ」キャラだからな。 |
【杏子】 | 何よ、それ。勝手に人を変なキャラにしないでくれる? |
【小蒔】 | アン子ッ、ボク達、友達だよねッ。 |
【杏子】 | あたり前じゃない。 |
【小蒔】 | だったら、ボクの言いたい事、わかるよねッ!? |
いくらなんでも、友達を売ったりはしないよねッ! | |
【杏子】 | 嫌ねェ、そんな事するわけないじゃない。 |
【小蒔】 | さすがアン子ッ。ボクは信じていたよッ!! |
【杏子】 | 売るのは友達の写真よ。 |
【小蒔】 | (ピキッ!!) |
まさか・・・あの時の・・・、 | |
【京一】 | どれどれ、俺にもみせてくれよ。 |
【小蒔】 | ダメーーッ!! |
(ガターーーンッ!!) | |
【杏子】 | だめよ。これは売り物なんだからッ。 |
【京一】 | またそれかよ。 |
いいぜ、払ってやらぁ。 | |
【五帝】 | ストーップ!!! |
続きはまた今度な。 | |
【杏子】 | なんでよッ!これからいい所なのに。 |
値段交渉は新鮮さが命なのよッ!! | |
売れる時に売るッ! | |
売れない時は売りつけるッ!! | |
【五帝】 | なんだそりゃ。 |
この話の内容はまだ描いてない事になっている。 | |
もうしばらく待て。後でやるから。 | |
【杏子】 | 遅延行為はイエローカードよ。 |
【五帝】 | そこをなんとか。 |
【杏子】 | しょうがないわねェ。 |
阿修羅3本追加っと。 | |
【五帝】 | おい、勝手に・・・、 |
【杏子】 | 文句あんの?バラまくわよ。 |
【五帝】 | いえ・・・、なんもないッす。 |
【杏子】 | 写真の方もプレミアついて高くなるから、 |
そのつもりで。 | |
【小蒔】 | アン子ォ〜〜〜。ひどいよ〜・・・。 |
【杏子】 | 資本主義社会には血縁も友達もないのよ。 |
【五帝】 | おまえがいらんこというからだぞ。 |
【菩陰】 | ワタシは二人の事を思って言ったのに・・・、 |
ひどいわッ・・・しくしく。 | |
【五帝】 | 絶対、面白がっているだろう。 |
【菩陰】 | ウフフフッ。 |
【小蒔】 | うう〜・・・。 |
【五帝】 | 11作目のタイトル。 |
漢文なんだけど、よく見ると「虎」の字が違う。 | |
【劉】 | ちゃんと中国語フォントになっているんやで。 |
【五帝】 | 全部中国語表記にしようとしたら・・・、 |
虎って字以外は日本の漢字といっしょなんだな。 | |
【菩陰】 | カッコつけようとしてすべったって所ね。 |
【劉】 | 「白い虎は牙を使う事ができない」という意味 |
なんや。あんさん達、読めはったか? | |
【京一】 | おッ、おうッ!当たり前だろ。 |
もう高校卒業してんだぜ、俺達。 | |
【小蒔】 | もちろんッ!ボクも読めてたよッ。 |
【菩陰】 | 無謀ねえ、これでもし、漢文が間違っていたら |
どうするつもりなのかしら。 | |
【五帝】 | うッ・・・、そしたら、もちろん、 |
気づかれないように直しておくさ。 | |
【杏子】 | さすが、高校時代、下から一桁を何回も |
取っていないわね。 | |
【五帝】 | まあな。 |
【杏子】 | 開き直ってんじゃないわよ。 |
【五帝】 | ほっとけ。って、人の成績表を勝手に持ち出すな。 |
【杏子】 | アタシに隠し事できるなんて思わない事ね。 |
【五帝】 | おまえこそ開き直ってるじゃないか。 |
「あの時勉強しておかった」なんて後悔してないぞ。 | |
高校生活には勉強より大切な事があるんだよ。 | |
【杏子】 | お金? |
【雨紋】 | ギター。 |
【ミサ】 | 人形〜 |
【菩陰】 | カワイイ男の子。 |
【御門】 | 秋月様。 |
【劉】 | ぴーちゃん(ヒヨコ)。 |
【美里】 | あの・・・龍麻・・・。 |
【龍麻】 | ・・・・・・。 |
【五帝】 | なんでこんなのが東京護ってたのかな〜。 |
俗物だらけじゃないか。 | |
【菩陰】 | 大事なモノを護る為じゃない。 |
【五帝】 | お前が言うな。柳生側だったくせに。 |
(がすッ) | |
【五帝】 | うごぉッ! |
【菩陰】 | 女の子の過去は語っちゃだめなのよ。 |
【五帝】 | はい・・・勉強になりました・・・。 |
剣風帖1−1 | 葵さま登場!! |
【菩陰】 | ウフフフッ。 |
第壱話の1話でワタシの登場よッ!! | |
【美里】 | 私のはずだったのに・・・。 |
龍麻に恋する控えめの女の子で・・・。 | |
【龍麻】 | 転校生っていじめられるものなのかな・・・。 |
佐久間といい・・・。 | |
【菩陰】 | あら、いつワタシが龍麻の事いじめたのよ。 |
あれはかわいがってるっていうのよ。 | |
【小蒔】 | 見てて楽しかったよ。 |
葵でもやるだろうね。 | |
【美里】 | ひどいわ・・・小蒔。うふふふッ。。 |
【小蒔】 | あ、嫌、冗談だってば葵。怒んないでッ(汗) |
【五帝】 | 恋をした事のない女の子ってのは、最初何をして |
いいのかわからないから、気をひくために、 | |
相手のこといじめるのさ。 | |
【醍醐】 | 何、悟ったような事言ってるんだ。 |
【五帝】 | 菩陰は誰にでもああだけど。 |
【菩陰】 | おだまり!この坊主ッ! |
【五帝】 | ほら・・・。 |
【小蒔】 | 本当に坊主頭じゃん。 |
【五帝】 | いっぺんやってみたかったんだよね〜。 |
生まれて初めて坊主頭にした。 | |
【京一】 | ますます、いかつくなったなあ。 |
【五帝】 | 雄矢が雄慶になったって感じかな。 |
【醍醐】 | 五帝はふだん、俺と体格似てるって言ってるが、 |
そこまでするとは・・・。 | |
【五帝】 | そんなつもりでやったわけでは・・・。 |
ただ、自分でバリカン買ってきてやったら | |
前髪刈りすぎただけだい。 | |
【菩陰】 | バカとしか言い様がないわねえ。 |
【小蒔】 | じょりじょり〜。 |
気持ちいい〜♪ | |
【五帝】 | はっはっはっ、よせやい♪ |
【醍醐】 | ・・・・・。 |
【五帝】 | 今回、1コマ目は上手く描けたと思うんだが。 |
【杏子】 | どうしたのかしら。 |
【菩陰】 | どうかしたのかしら。 |
【五帝】 | おまえの言い方はなんか含んでるんだよな〜。 |
【菩陰】 | ウフフッ。 |
【五帝】 | ここで裏設定を一つ・・・。 |
菩陰はタレ目です。 | |
【美里】 | 私は普通のぱっちり二重ですよ〜。 |
【菩陰】 | 失礼ね。ワタシもぱっちり二重よッ。 |
・・・、ワタシってタレ目だったのね。 | |
かわいいじゃない。 | |
【小蒔】 | あ、4コマ目・・・原画ではすごい |
かわいい微笑みになってる。 | |
【五帝】 | 絵コンテ段階ではね。 |
【菩陰】 | それがなんであんな怪しい微笑みに |
なるのよ。 | |
【五帝】 | 内面を描ききったと言ってくれ。 |
(がすッ) | |
【五帝】 | うぐッ。 |
【菩陰】 | 実はこれ、1−2話になる予定だったのね。 |
(今は1−2話になっています。) | |
1−1話は龍麻の初登場シーンのはずだった。 | |
【龍麻】 | 何ッ。聞いてないよ。そんなの。 |
【杏子】 | ここに幻の1−1話の絵コンテがありわよ。 |
【京一】 | ・・・あだなをクラスの女生徒に聞かれる |
シーンで・・・、なんだ、ちゃんとある | |
じゃねェか。 | |
【龍麻】 | ホントだ・・・。 |
【五帝】 | 菩陰の暴力シーンをさらりと流しよって・・・。 |
アイタタタ・・・。 | |
龍麻の登場シーン。2コマ目で一発 | |
ギャグを言う龍麻。そのギャグが古くて、 | |
通じる人を選んじゃうんでカットとなりました。 | |
【菩陰】 | 20歳以上限定です。 |
【美里】 | しかも、ドラマ好きな人限定です。 |
【杏子】 | それでも見たいって人は掲示板に |
連絡を・・・5人集まったら描きます。 | |
【五帝】 | こら、勝手に決めるな。 |
【杏子】 | 来ないって。5通も。 |
そういう数字設定したんだから。 | |
【五帝】 | ・・・反論できん。 |
(今はちゃんと1-1話で登場してます。結局、連絡は3人でした・・・) | |
と、いうわけで、龍麻の初登場はナシだ。 | |
【龍麻】 | だあああッ |
【菩陰】 | よしよし。お姉さんの胸でお泣き。 |
【美里】 | やめて下さいッ。 |
私の顔でそういう事するの。 | |
【菩陰】 | ウフフフッ。うらやましいんでしょ。 |
【美里】 | なッ! そ、そんなんじゃありませんッ |
【菩陰】 | いやね。嫉妬深い女は。 |
【美里】 | 違いますッったら! |
【小蒔】 | そんな事より・・・ひーちゃんが |
おびえきって部屋の隅で泣きながら | |
石になってるんだけど・・・。 | |
【菩陰】 | ウフフフッ。かわいッ。 |
照れちゃって。 | |
【美里】 | ・・・・・ |
【小蒔】 | そんなんじゃないと思うけどなあ・・・。 |
あははは・・・。 | |
【京一】 | ひーちゃん・・・。 |
【小蒔】 | ひーちゃ〜ん。次いくよ〜。 |
【龍麻】 | ・・・・・・。(ガタガタ) |
【醍醐】 | あれはダメだな。 |
【京一】 | そのうち立ち直るだろ。これまでのことで |
打たれ強くなってるはずだ | |
【小蒔】 | 次、いってみよ〜! |
【杏子】 | はりきってるわね。桜井チャン。 |
【小蒔】 | だって、次は・・・、 |
剣風帖1−3 | ボク小蒔! |
【五帝】 | 我等がHPのアイドル。櫻井小蒔の登場です。 |
【小蒔】 | えへへへッ。やったねッ。 |
【五帝】 | でも、2コマしか出てません。あとは菩陰。 |
ごめん。 | |
【小蒔】 | ぶぅ〜。 |
【菩陰】 | 本当の主役はワタシだもの。 |
しょうがないわね。ウフフフッ | |
【美里】 | 4コマ目の顔、ながーい。うふふふッ。 |
【菩陰】 | ・・・・・・。 |
【京一】 | 女ってどうして男同士が好きなんだ? |
俺とひーちゃんがからむだなんて | |
考えたくも無ェ。 | |
【菩陰】 | 馬鹿ね。男同士がいいんじゃなくて、 |
美少年同士が見たいのよ。 | |
綺麗なイメージでね。 | |
【小蒔】 | う〜ん。ボクにはわかんないや。 |
【菩陰】 | アナタも何か言ったら? |
【美里】 | 私に振らないで下さい・・・。 |
【菩陰】 | これだから倒錯するしかできない子は |
こまるのよねェ。 | |
【美里】 | ・・・・・・。 |
【菩陰】 | 好きなくせに。 |
【杏子】 | ちなみに、五帝は高校時代、 |
同じ部活動の娘に「五帝くんって、○○クンとデキてるの?」 | |
と、直に聞かれたことがあるのよ。 | |
【五帝】 | ・・・・・・。 |
【小蒔】 | うっわァ〜。それはひどいね。 |
【京一】 | ムキムキで、髪が短かったら誤解されても |
しょうがねぇな。 | |
【醍醐】 | それは・・・。たまたまそういう人に |
多いってだけで、ほとんどの人は違うと思うぞ。 | |
【五帝】 | ・・・、龍麻・・・ここ、空いてるかい? |
【小蒔】 | ああッ!部屋の隅で丸くなっちゃったッ! |
【菩陰】 | この二人はそれはそれでソソるわねェ。 |
【龍麻】 | ・・・・・・。 |
【五帝】 | ・・・・・・。 |
【小蒔】 | あ〜あ。暗いなァ。 |
【醍醐】 | そう言うな、櫻井。 |
【小蒔】 | う〜ん。次、行くよーッ!五帝クーンッ! |
【五帝】 | ・・・・・・。 |
【菩陰】 | しょうがないわねェ。 |
じゃ、これからはワタシが進行役を | |
やるわよッ。バシバシいくわね。 | |
【杏子】 | 狙ってたわね。これは。 |
剣風帖1−4 | 友情が生まれた日 |
【京一】 | ヘヘッ。 |
魔人学園の本当の主役キャラの登場だぜッ。 | |
【菩陰】 | 確かに人気高いわね。 |
京×主で何作品あるかしら・・・。ウフフフッ。 | |
【京一】 | 不安いっぱいの転校生に明るく話し掛ける。 |
くぅーーッ!何てイイ男なんだ! | |
【杏子】 | ナンパ成功率あげるためのエサにしようと |
したんでしょ。 | |
【京一】 | チッチッチッ。そんな事しなくても、 |
俺様はオネェちゃん方にモテモテよ。 | |
【小蒔】 | 言ってろッ。 |
【杏子】 | あーッ!! |
そういえばアンタ、ここでアタシのスカート | |
覗いてるじゃないッ。 | |
【京一】 | これは純粋な事故だろッ。 |
むしろ被害者はこっちだぜ。 | |
見たくねェもん見せられて。 | |
【杏子】 | それが乙女に向かって言うセリフ!? |
アンタのおかげでアタシの乙女心が | |
ズタズタよッ。ちゃんと慰謝料払ってよね。 | |
【京一】 | ヘッ、オマエのどこに乙女心とやらがあんだよッ |
それに、覗いたのはひーちゃんもいっしょだろッ。 | |
【杏子】 | アラ、龍麻はいいのよ。 |
イイお客だし、初回サービスってことで。 | |
【京一】 | なんだよそれ、ヒイキだ。汚ねェッ! |
【杏子】 | 人聞きの悪い。地獄の沙汰も顔とカネ次第ってね。 |
【京一】 | くそッ。ずるいぜ、ひーちゃん。 |
【菩陰】 | 話も解決したことだし、次いくわよ。 |
【京一】 | 早えェッ!もっと解説しろよ。 |
【菩陰】 | ワタシの出てない話の何を解説しろってのよ。 |
【京一】 | なんてこった・・・。 |
剣風帖4−4 |
雷人さらわる!? |
【菩陰】 | 変な頭男登場です。 |
【雨紋】 | おいおい。なんだよ、その紹介は。 |
【京一】 | 十分変な頭じゃねェか。 |
【雨紋】 | アンタとは一度じっくり話す必要がありそうだな。 |
【京一】 | 先輩をもっと敬え、受験生。 |
【雨紋】 | へッ。俺はバンドのメジャーデビューの道が約束 |
されてるんだよ。受験なんてしねェ。 | |
【京一】 | 気楽な奴め。 |
【菩陰】 | 雨紋くんのバンドはCLOWと言って、歌の無い、 |
曲だけのバンドで、かなりの人気なのよね。 | |
【雨紋】 | へッ、まあな。 |
【菩陰】 | 硬派きどってるけど、実は音痴だからとか。 |
【雨紋】 | (ぐッ) |
【菩陰】 | いまどき、曲だけのバンドなんて流行らないわよ。 |
昔ならT−スクウェアってのがあったけど。 | |
【京一】 | ああ、あのF1の曲な。 |
【雨紋】 | へッ、あんたらに心配されなくても、立派にやって |
いけらあ。 | |
【菩陰】 | 双龍変では(五年後)売れてたけど。 |
いつまでもつか。 | |
【雨紋】 | 大丈夫・・・さ。きっと・・・たぶん。 |
【謎の3人組】 | 安心しろッ! |
その時はコスモゴールドとしての道が | |
待ってるぜッ!! | |
【雨紋】 | げッ!!お前ら・・・ |
【謎の3人組】 | 正義を愛する心があれば! |
いつでも俺たちは駆けつけるぜッ!! | |
【雨紋】 | あ、あれはだな・・・。 |
【京一】 | 「オレ様はただの通りすがりの正義の味方さ。」 |
お前ははっきりとゲーム中に言ってたな。 | |
エリちゃんを助けたときに。 | |
【雨紋】 | 蓬莱寺ッ!余計な事思い出させるんじゃねェッ! |
【京一】 | お前は後輩の自覚が足りねェな |
コスモに鍛え直してもらえ。 | |
【コスモピンク】 | さぁッ!行くわよッ! |
世界は乱れているの。 | |
さっそくビッグバンアタックSの練習よッ!! | |
【雨紋】 | 助けてくれーッ!! |
【小蒔】 | がんばってねッ。雨紋くん。 |
【雨紋】 | ああッ。櫻井サンまで〜。 |
【醍醐】 | ところで、Sってなんだ? |
【菩陰】 | サンダーでしょ。 |
【醍醐】 | なるほど。 |
【美里】 | ヒーローって神出鬼没なのね。 |
剣風帖4−5 | 如月TVショッピング |
【美里】 | アン子ちゃん、うちの学校はアルバイト |
禁止よ? | |
【杏子】 | 固いこと言わないの。美里ちゃん。 |
【小蒔】 | これはもう、何でもアリだね。 |
【京一】 | どこから仕入れてくるんだ・・・ |
ナース服とか・・・。まさか趣味じゃ | |
ないだろうな。 | |
【如月】 | 相変わらず失礼だな。君は。 |
あれは高見沢君に頼まれて仕方なく | |
置いているだけだ。 | |
【醍醐】 | あの洗剤は? |
【如月】 | 一人暮らしと言うものはなかなか大変でね。 |
骨董というものはそうそう売れるものでもない。 | |
こういった地道な努力が必要なのだよ。 | |
【小蒔】 | しっかし・・・あんな高い鉄塔にまで上ってきて |
なんて、やりすぎじゃない? | |
【如月】 | うちに伝わる格言でね「大名と忍者は高いところが好き」 |
というのだよ。あんなのは高いうちに入らないので苦に | |
はならない。 | |
【京一】 | そういう問題じゃあねェだろ。 |
【如月】 | あとは一日5分のトレーニングで君も |
忍者のように身軽になれる健康器具とか・・・。 | |
【小蒔】 | あっやしぃーーッ!! |
【雨紋】 | それ、一つ買いますッ! |
【小蒔】 | わあっびっくりした。 |
【京一】 | 忍者馬鹿くらいだな、買うの。 |
ってお前、連れていかれたんじゃ? | |
【雨紋】 | なんとか逃げてやったぜ。 |
ここは練馬から離れてるから、土地カンは | |
オレ様に分があるからな。 | |
【醍醐】 | 雨紋、お前、一つ勘違いしてるが・・・、 |
【コスモレッド】 | 昔、カクレンジャーという忍者の戦隊モノがあったな。 |
【コスモプラック】 | うむ。それに見習ってという事か。 |
【コスモピンク】 | やあね、古いわよ、二人とも。今は忍風戦隊ハリケンジャーよ? |
【コスモレッド】 | しかし、アレは3人組だしなあ、やっぱ、基本は5人組だろ? |
【コスモプラック】 | うむ。ハリケンジャーもライバル忍者入れれば5人だしな。 |
【コスモピンク】 | そうね、正義の味方は多い方がいいものね♪ |
【雨紋】 | うわッ!しつけぇッ!!! |
【小蒔】 | 逃げてもここに戻ってきちゃあ、意味ないよねェ。 |
【醍醐】 | うむ。 |
【美里】 | 雨紋くん。サヨナラ。 |
【菩陰】 | さっさといきなさい。ホラ。 |
話が進まないじゃない。 | |
【雨紋】 | 覚えてろよぉぉぉ〜〜。 |
【コスモレンジャー】 | さぁ!公園で子供たちがまってるぜッ! |
【雨紋】 | うわあああっっ!! |
【京一】 | ざまぁねぇぜ。 |
【菩陰】 | じゃ、次いきましょうか。 |
【杏子】 | ここまでの放送は、如月骨董品店の提供でお送りいたしました。 |
【全員】 | おいおい、違うだろ。 |
※ 第四回は2001年春に書かれた物を加筆したものです。 | |
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